TPOを問わないスイムウェアとキャッチレスピアスの共通点

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水辺でのアクティビティから普段使いまで、オール・イン・ワンなスイムウェアを展開する「ナラ」(Nala)。
昨年5月にスタートしたばかりの新鋭ながら、仕事や子育てに忙しいママたちを中心に高い注目を集めているファッションブランドです。

その最たる理由はズバリ、ひとつあれば何でもこなせる汎用性にあり。それって何だか、「Baqless」とリンクしませんか?

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というわけで今回は、「ナラ」のブランドディレクターである井川沙耶香さんにスポットを当てます。
何を隠そう、彼女も「Baqless」の愛用者なのです。

「自分が欲しいと思える
スイムウェアを作りたい」

撮影やデザイン、打ち合わせなどなど、ファッションブランドのディレクターとして、
さまざまな業務をこなす一方で、 3人の男の子の子育てにも奮闘中の沙耶香さん。

そんな忙しい日々を送る彼女が「ナラ」を立ち上げようと思い至ったのは、およそ2年前。
当時住んでいた香港での暮らしが大きなきっかけだったと言います。

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「香港って、1年中暑いんです。いわゆる冬の寒い時期は2カ月くらいで、それ以外はずーっとプールに入っていられるくらい、 『1年中ビーチ、1年中リゾート』っていう環境。ですから当然、スイムウェアが身近な存在なんですけど、 日本人、つまり私に合うものがまずなかったんですよね。

日焼けや体型をカバーしてくれるラッシュガードひとつとっても、海人さんの磯着のようなデザインのものばかりで『かわいい! 着たい!』と思えるものがまず見つからない。 日本で買おうとしても、シーズンのものなので1年中は買えない。 ならばと海外のネット通販をのぞいてみると、今度は体型が合わない。そういう悩みがずっとありました」

出産を経て年齢を重ねていくと、肌を大胆に露出することは次第に憚られるようになるもの。

「でも、オシャレは楽しみたい。
だけど、欲しいものがない。ないなら自分で作ってみよう!」

そう平然と語る沙耶香さんですが、当時の彼女にアパレルに関する専門知識やツテなどは全くなかったそう。
正真正銘、ゼロからの挑戦だったのです。

「香港や中国にはアパレル製品の生産工場がたくさんあるので、まずはそういうところに
持ち込むところからスタートしました。
そんな矢先、コロナの影響で工場が軒並みシャットダウンしてしまって、
だったら日本で始めた方が早いかなと。

かといって知り合いのツテなんかもないので、
ネットで『水着 生産 販売』と工場を検索して メッセージを送ったり、『すみません、ちょっと水着を作りたいんですけど、 話を聞いていただけませんか?』みたいに直接売り込みに行ったり……。
でも、とくに抵抗はなかったです。とにかく『やってみよう!』という感じでしたね」

自分と同じように、アジアリゾートで暮らすママたちにとって、
本当に使いやすくてオシャレなスイムウェアを届けたい。 そんな彼女の想いとエネルギーに導かれるように、 2021年5月、ありそうでなかったオール・イン・ワンのスイムウェアブランド「ナラ」が誕生したのです。

「ファッションを楽しむことをストレスにしない」

「私自身はサーフィンなどの海のアクティビティは全くやらないんですけど、 水辺で子供と思い切り遊ぶにも、水濡れやシワなどを気にせずに着られる
ラッシュガードが必要だと感じていました。そこで注目したのが素材です」

そのまま水に入れる撥水や速乾といったスイムウェア本来の機能に加え、 沙耶香さんが特にこだわったのが、洗濯してもシワにならない「使いやすさ」でした。

「デイリーで使うものなのに、洗うたびにアイロンがけが必要なものを私は着ません。
ワンシーズンに1回、何か特別な時に着るような服はもちろん素敵だけど、『じゃあ特別な
時っていつだろう?』っていうのが体感としてあったんです。だったら2〜3万円出しても、
ワンシーズンに30回以上使えるコスパの良い1着があった方が嬉しいし、
めちゃくちゃ使えるなって」

素材使いと同様、デザインや色使いもシンプルで合わせやすいのが「ナラ」の特徴。 トレンドを押さえたスタイリッシュなルックスで、これ1着あれば、あらゆるTPOにハマる汎用性の高さは、 沙耶香さんと同じように子育てに奮闘する女性たちから、たちまち評判を集めました。

「デイリーに着るものなら、やっぱり着てなんぼだと思うんです。 忙しい日々の中で、オシャレにまで気を配るのはむしろストレスになってしまうこともある。 例えばこのワイドパンツ1本あれば、上はシンプルなTシャツやアメスリタンクだけで十分キマるし、 街や海、お友達家族とのBBQまで、どこだって気にせず行ける。 そういうものの方が愛着も湧くし、
大切にできると思うんです」

ちなみに「ナラ」というブランド名は、タイ語で「愛おしい」「かわいい」といった意味合いを持つ「ナーラック」に由来するもの。 「子供からおばあちゃんまで、愛おしいと思うものに使う言葉なんですよね。いつか『ナラ』もそんな存在になれたらなあって」

「TPOに合わせて、 あれこれ悩む必要がない」

シーンを問わず、自然と日常に寄り添ってくれる。 そういう意味で「Baqless」のキャッチレスピアスともリンクしている部分は多いと沙耶香さんは言います。

「まず、シンプルですよね。つまり誰にでも、どんなファッションにも合う。だから、その日のインスピレーションで、 迷わずパッと選べることが大きな魅力だと思います。あと、めちゃくちゃ軽い。運動する時はもちろんですけど、 子育てしながらの日常にはちょっと小走りしなきゃいけないシーンとか、実は結構あるんですよ。 で、気づいたらキャッチが片方ない、 みたいな。

そうなると、ボリュームがあって重さのあるピアスは着けていられない。 『Baqless』のキャッチレスピアスは、1回着けたらそのことを忘れて しまうほどフィットするし、キャッチがないぶん重さも感じません」

沙耶香さん着用モデル
「Amity Amara Gold」

「ナラ」と同様、TPOに合わせて着け替えたり、あれこれ悩む 必要がない“ストレスフリー”な存在だからこそ、自然と「Baqless」を 愛用するようになったという沙耶香さん。

「Amity Chain Gold」

「Amity Clio Silver」

「実は私、金属アレルギー持ちなんですね。だから着けられるアクセサリーが限られること がすごくストレスだったんです。その点、「Baqless」のピアスはサージカルステンレスで 作られているので、『着けたいのに着けられない』というストレスもない。コンプレックスをカバーしてくれるところも、 どこか『ナラ』と近い部分があるなあって思っています」






■プロフィール
井川沙耶香 SAYAKA IGAWA
1981年生まれ。宮城県出身。
「ナラ」(Nala)のブランドディレクターとして企画からデザインまで、
さまざまな業務をこなす。
一方、3児の母として子育てにも絶賛奮闘中。ぼっーっと音楽を聴いたり、
読書をするひとり時間が日々の癒し。

text by Soichi Toyama photo by Akane Watanabe